母の闘病日誌(9)

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母の闘病日誌(8)に続く
精密検査の結果がでた。
やはり肺の影は、癌の可能性があるが、まだ小さく悪性にはなっていないので、このまま定期的に進行状況を見ることになった。
しかし、その時の検査で、甲状腺にも影があることが判明した。
次に甲状腺の精密検査を受けることになった。

8月になって甲状腺の検査を受け、2週間後に結果を聞きにいった。
相変わらず患者さんが多く、予約をして結果を聞くためにも1時間半から2時間は待たされる。

結果は、肺と同じく悪性にはなっていないのでこのまま進行状況を定期的に見ると言うものだった。

母は、手術をすれば声を失うのではないかと気がきではなかったようだ。
手術の必要はないと聞いて一安心したが、肺と甲状腺の二つの爆弾を抱えていることには違いない。

母の体質は、癌が出来やすい体質のようだ。

この間、膀胱癌の手術跡も1ヶ月に1度、定期的な尿検査と内視鏡の検診を受けている。9月に入り、B病院で内視鏡検査を行った。
すると、恐れていたことが起こった。膀胱の内壁にアヅキ大の癌が再発していると言うのだ。
早速、T医師の薦めで再び膀胱癌手術をすることにした。
手術は1ヵ月後の予定だ。

10月に入り手術の予定であったが、医師の都合により、更に1ヶ月延ばし、11月29日が手術の日となった。
この1年半の間に4度目の手術だ。
今回の手術は、前に一度やった手術でもあり、今回は癌も小さいと言うことで、母も心配が無いらし。

そして、いよいよ手術の日。
今回は部分麻酔だから、意識もはっきり有る。
母は、いつものように手術台に乗って手術室へと運ばれていく。不安な様子はない。
そして手術が始まり、2時間が経過した。
無事、母の手術は、今回も成功した。

今後も、母は癌と闘い続けなければならない。
74歳の母は、出来るだけ延命が出来るように、巧く癌と付き合って行かなければならないと言った方が正解かもしれない。
世の中、スポット的に癌だけをを抑える医療技術や治療器具が臨床されている。
癌の進行を抗癌剤の投与なしで止められる日も、そんなに遠くは無いような気がする。

外科手術なしで癌を無くせる、そんな日が早く来てほしいものだ。

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このページは、木村知弘が2005年12月26日 23:57に書いたブログ記事です。

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