MS-DOSと奮闘

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昨日、「ハードディスクの容量が少ないと警告が出る」とご相談を受けました。
ディスククリーンやインターネットのクッキーの保存期間を短くするなど、要らないデータの削除方法を教えました。
ところが、今日になって、「NO SYSTEM FILE と出て起動しなくなった」と改めてご相談を頂きました。

なんとシステムファイルまで削除している。

OSはWindows95だと言うし、ちょっと責任を感じましたので、そんなに時間は掛からないだろうと、リカバリーに5000円で主張サービスすることに・・・。
事前に電話で確認したら、起動ディスクもWindows95も揃っていると聞きましたので安心して出かけました。
久々に見るNECの98シリーズ、9821Xa10です。10年前の機種なのにまだ現役で頑張っていたんですね。

 ところが、先ずくじけたのがフロッピーを認識しない。FDを認識しないと先に進めない。FDドライブを外してみるとホコリが溜まっている。ホコリを除去すると見事に認識した。

 またまたトラブル、起動ディスクにCDドライブのドライバーが入っていない。これでは、CDドライブを駆動できない。私が持ち込んだ起動ディスクは、DOSVで98では認識しない。運良くお客様がWindows3.1の起動ディスクを持っていたので、そのディスクからNECCDドライバと起動.EXEをコピーして(copyコマンド)、confing.sysとautoexec.batを書き換え(type、editコマンド)、要約、Windows95用のインストールディスクが完成。久々にMS-DOSの知識が役立った。早速インストール作業に・・・

 ところがところがである。お客様のWindows95はアップグレード版でWindows3.1が無いと先に進めない。肝心のWindows3.1を持ってないのだ!なんで起動ディスクは有るのに?
 念のため持ち込んでいた、私のNEC用Windows95でインストールすることにした。私のプロダクトIDだが、お客様はちゃんとアップグレード製品版を持っているので良いことにしよう(ほんとはダメですよね)。

 またまたまたトラブル、「起動したドライブにでないとインストール出来ません」。なんか98は、ややこしいな。ココまでで既に2時間経過、こんなハズじゃなかった。
 結局、フロッピーのシステムを丸ごとハードディスクに転送し(sysコマンド)、ハードディスクから起動することに、要約、Windows95がインストールできたのでした。でもハードディスクがA:ドライブになってしまい、FDがB:ドライブに・・・。そのままで良いとお客様が言うのでそれにて作業は完了することに。

 ココまでの所要時間3時間。お客様は5,000円を払ってくれて大満足! 私は、久々に98と格闘して、ぐったり。

今年6月に持っていた98シリーズを3台処分してしまったばかりだったが、OSは処分しなくて良かった。
まだまだ98を使っている人がいるんですね。98用の起動ディスクも用意しとかなくては・・・。

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お疲れ様でした。大変でしたね。私も昔ベーシック言語で自分のPCを動かしていた事があって、その頃は単純でしたけど、あれこれいじくるのが楽しかったですね。今は複雑になって私にはさっぱり分かりませんけど。お客様のために大格闘されているお姿が目に浮かびました。

実は、今日、再依頼が合って、一太郎とミュージックプロって言う音楽ソフトをインストールしてくれって頼まれました。

ミュージックプロが何度インストールしても巧く動かない。

原因は、16ビットマシーンでは、動かないソフトだったんですね。そう言えば、10年前、結構そんなトラブルあってましたね。
CD-ROMの内容を調べたら、ちゃんと16ビットマシン用の古いバージョンも収録されてました。

こんな簡単なことも時が経つと忘れてしまってました。

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このブログ記事について

このページは、木村知弘が2005年10月 1日 17:37に書いたブログ記事です。

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