パソコンがオーバーヒート

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今日、珍しいパソコンの故障に遭遇した。
ある会社のオーナーが「途中でパソコンが急に止まってしまう」と言うのである。
昨日、症状が出て色々やっているうちに、オープニング画面で止まって一切動かなくなったそうだ。
出張して確認してみると、6~7年前のNECバリュースターVL800、OSはWindowsMe。確かにMeのオープニングで止まってしまっている。
この頃は、すでにOSはリカバリーディスクの中にバンドルされていて、CDからブートするようになっている。
巧くCDからブートできたのでリカバリーは実行せず一旦、MS-DOSプロンプトに戻り、システムドライブをSCANDISKでチェックした。
SCANが終わり自動でエラーファイルは修復した。その後ハードディスクのクラスタチェック画面に移動してクラスタチェックを開始。所要時間は25分と出ていたが、進行がとても遅いので、一旦会社に帰りチェックが終わったら電話してくれと頼んで帰社した。

その後2時間ぐらいして電話があり50%を超えたところで画面がプチッといって消えたと言うのだ。再度、訪問してスリープボタンを押すと画面がにゅ~と現れてきた。55%経過したところでフリーズしている。
いったい何が起こったのかこの時点ではつかめない。
システムが壊れているかと思い、システムだけ再インストールすることにした。
システムの再インストールをしていると、またまたフリーズ。なんだこれは!最悪の事態になってきた。
BIOSを起動してみると映画マトリックス見たいな感じで左から右へ文字が流れている。
これは新種のウィルスか?
その後、スイッチを入れて一分もしないうちブチッと電源が落ちるようになった。これはもうハード的な故障しか考えられない。ハードディスクはエラーを修復しているし、取りあえず明日の業務に間に合わせてあげるため、私の使っていないパソコンにハードディスクを移植することにした。
パソコンを会社に持ち帰り、早速、パソコンを開けてみることに・・・。なんだコリャガラガラ音がしているぞ。開けててビックリ!CPUの冷却ファンが外れている。
フリーズの原因は、オーバーヒートだった。
熱で溶けたのだろうか、板バネを引っ掛ける爪が折れてしまってファンが外れている。
長年パソコンをメンテナンスしてきたが、こんな事例に遭遇したのは、初めてだ。

ハードディスクの移植は終わり、無事、インストール済みの業務ソフトも動いている。これで明日の業務に影響はなさそうだ。

しかし、どうやってこのファン、CPUにくっつけようかな。
シリコン注入して接着するしかないかな。

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このページは、木村知弘が2005年10月14日 00:01に書いたブログ記事です。

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