今朝、8時30分に、定例の電話がなった。ハーベストフューチャーズのS君からである。
毎日、朝・夕に必ず携帯に電話を入れてくれる。
今日は、いつもより声のトーンが高いな。
実は、S君。ハーベストフューチャーズと言う先物取引を行う会社に勤めている。
彼との出会いは、もう数ヶ月前になる。しかし、第一声を聞いたのはそれより半年さかのぼる。
電話で投資の話を持ちかけられアポイントを取ってきたのだ。そんな投資の余裕は一切ないからと言って、断っても断っても、定期的に電話を入れてくるのである。
正直言って、「ストーカーに合うってこんな気持ち」ってなほど
いつも朝早く、電話が有るのだが、電話の向こうでは、ガヤガヤとテンションの上がった人の声が聞こえてくる。なんかこれやらせじゃないの?あおってるな?と思っていた。
あまりにもしつっこく電話があり「一度だけでいいから会ってくれ」と言う。こりゃ一回会ってガツンと断らにゃあかんかな?そう思った私は、アポに応じた。最初に電話があって何と半年後のことだ。
会ってみてビックリ!電話の声で予想していたより、非常に若い。いつもテンション高くしゃべっているので声がかれてたのだ。
先物取引は、昔、弟がある大手の〇〇貿易に務めていたことがあるので、ある程度の予備知識があり、また、弟からも「素人が手を出したら大火傷をするので絶対しないように」と言われていた。
ところが、話を聞くと、昔と違ってリスクを回避することも出来るし、またリスクを分散して痛手を最小限に抑えることも出来るようだ。もちろん大儲けすることもある。
余りに熱心に説明する彼の言葉を信用し(なにせ半年、断り続けても電話してきた男だから信念のようなものを感じた)、本業だけでは行く末の不安を感じていた私は、「あえて避けていた世界を少し勉強してみるか」と気軽に考え、投資の世界に首を突っ込んでみることにた。
しかし、私自身は、会社の業績もよくなく資金が無い、そこで事情をかなえに伝え、かなえに資金を調達してもらい最低源で出来る運用を始めてみた。
彼の会社は、原油を主な取引にしている。(でも彼が外したことが無いのは、豆だといってた)
8月までは、原油も上がり調子だったのだが、9月以降アメリカのハリケーンの影響で精錬工場が破壊されて依頼、価格の動きが予想が付かないような上げ下げを繰り返す。
私は、リスク回避のため、あえて売り買いを繰り返すより、彼の勧めもあり、売りと買いを両方持つことにより(両建て)原油の値段が上がっても下がっても損得が無い方法をとり、しばらく静観することにした。その間、彼の得意な豆で小豆に利ザヤは取ってくれた。
そして、今朝、S君からの明るい声、「社長お待たせしました。やっと来週から上り調子になりそうですよ」
この2ヶ月間、上げ下げを繰り返しながらずっと下がり調子だったのだが、そろそろ上り調子になるというのだ。私は、「底が見えるまでほっといて良い」と指示をしていたので、要約、底が見えてきたというのだ。
さあ、S君、ほんとに儲けさせてくれるのかな?期待していますよ。
でもS君に感謝しているのは、「どんなに断れても、相手に有益と思えば、自分の信念に従って、とことん粘ること」を教えてもらった。また、今まで避けていた投資の話だが、先日のブログで書いたように、あるおばあちゃんのところで目撃した海外投資信託の会社も躊躇無く踏み込むことが出来た。
「怖がってばかりでは何も生まれない。自分でリスクを回避しながら、チャンスを生かさなければ、儲けることなんて出来ない。」
今は、そう思っている。
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