昨日、田川青少年ホールで「第12回 わたしの主張 田川地区大会」が開催されました。エントリーは、全11名、田川10市町村の各代表です。田川市からは、後藤寺中2年の川邊奈津美さんと金川中の橋本昭穂さんの2名が出場です。
川邊さんは、後藤寺小学校時代に韓国の吐月(とうる)初等学校へホームスティした時の経験を基に発表します。演題は「広げよう チング(友達) の輪を」
出発直前に熱が出て、韓国に行ったが、ホームスティ先のオモニ(お母さん)がとても心配してくれたことや韓国の子どもと言葉が通じなくてもお互いを理解しようとする気持ちでとても良い友達になれたこと、子ども同士がこんなに仲良くなれるのにどうして大人や国同士は仲良く出来ないのか、戦中戦後と強制連行や植民地支配で多大な迷惑を掛けているのに自分にはとても良くしてくれたオモニのことについて語ります。
そして最後は、自分たちの力で友達の輪を少しずつ広げ、日韓友好の架橋になりたいと結びます。
実は、川邊さんが韓国へ訪問した時は、私は引率して行っています。大人同士も大変有意義な友好の時間を持つことが出来ました。
昨年は、韓国からホームスティに迎え入れたのですが、川邊さんの妹が後小に在学中で、二人の女の子を預かってもらいます。この時は、自分がしてもらったように恩返しのつもりで一生懸命話しかけ友達になれるよう努力したと言ってます。
川邊さんのお父さんは、「自分の娘が向こうに行った時は、韓国のお父さんも仕事で忙しいのでしょう。一度もお会いすることが無く少し寂しい気持ちがしたと聞いてます。ですから自分は、出来るだけ、接する時間を取ろうと思います」と、とても積極的に関わって下さいました。
金川中の橋本さんは、「私たちの会社」と言う演題で、自分らで擬似会社を設立し、それぞれ担当部署を決め、空き缶回収等で収益を上げて行った話をします。その益金はユニセフに寄付しました。
その他、9名の発表がありましたが、それぞれ、人権問題や環境問題をテーマに素晴らしい発表を行いました。
プログラムには、次のように記されていました。
「子どもは、社会を移す鏡」。
そんな考え方に立ってみると、私たち大人から 先にしなければならないことがたくさんあります。
まず、大人自身が変わること。
そして、子どもたちを温かく見守り、支えてあげること。
さあ、はじめましょう。
できることから、大人から
大人が変われば 子どもも変わる運動
大人が変われば子供が変わる。よく耳にするフレーズですが、漠然として抽象的ですね。具体的に、何を変えるべきか目標の設定がほしいですね。
かつて、先生が変われば、生徒が変わるといったのがありましたが、先生がやる気を出せばということでした。
大人もそうでしょうか。子育てに本気になれ、ということでしょうか。
さて、森安修道館は川崎町の池尻にあって全日本レベルの剣道選手を何人も輩出しています。これが一過性のものでなく、伝統的に続くのです。
福大大堀から中大に進んだ田沖、上原
福大大堀から桜美林に進んだ村岡
現在福岡第一高校在学で、全国大会に行った岡本、本川
まーすごいことです。
この子達を支えているのは地域の指導者と保護者です。
並みの意欲ではありません。信念と伝統があります。
この道場は、荒れる池中を剣道で立て直そうとしたのが始まりらしいです。
参考になれば.......。
前記投稿者
元森安修道館後援会長
櫻井英夫 剣道5段