公立高校入試から見えてくるもの

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本日2/21の新聞に公立高校の競争率が発表されています。
 田川高校...定員280 志願者282 競争率1.01 前0.91
 東鷹高校 定員280 志願者291 競争率1.04 前1.02
 西田川   定員200 志願者213 競争率1.07 前1.11 
 科技高校 
  旧農林 定員 80 志願者97  競争率1.21 前1.52       
   工業 定員120  志願者122 競争率1.02 前1.58 
   商業 定員 80  志願者72  競争率0.98 前1.39
 この数値から見えてくるもの、物語るものは何か。
 1 定数からすればほぼ全員が入学できる。
 2 各校の定数削減が進み、やがて統廃合にいたる。
 3 私立の福知高校は公立の滑り止め?としての任を失う。
 4 入試を前提とした塾は不要になる。或いは入試が勉強する   
   ことの動機付けにならなくなる。 
 5 その他
  
 地域の指標は色々あります。人口規模。財政力。学校数などなど、この指標を読んでいくのが統計学だと思うが、私も役場の企画時代には、指標を読んで色々作文を書き、施策を考えてきました。
 川崎町議時代も議案に潜む指標を基に執行部を質していましたが、おそらくそんな経験は始めてだったんでしょう、中々議論がかみ合わず苦労しました。
 しかし、国や県の行政マンにとってはデーターが基本であり、すべてであるといっても過言ではありません。いわゆる合理的な根拠の基になるのが数値です。
 この田川の高校の競争率が田川の将来を色々示してくれます。早計に言えば危機感いっぱいですが、危機感を前提にして
前向きな対策を早めに講じていく、議論していくことが大切です。
とかく教育行政は成り行き任せです。他市並み行政が関の山です。
田川スタンダード、田川ブランドをどう打ち出せるかリーダーたちの手腕が見ものです。

しかし、高校は県の管轄です。田川住民の思い通りには行きません。しかし、利用するのは田川の住民。高校も大学も田川地域の活力源としてどう位置づけるかは田川の住民が提案していかなければなりません。 
 私は塾の運営も心配ですが、同時に田川全体の教育がどうなっていくのか心配で心配でなりません。
 なぜなら、教育力の低下は地域の活力低下にいづれ通じていくからです。
 具体的には、西田川と東鷹の統合問題が早晩浮上してくるでしょう。寝た子を起こさないが良いか、関係者が中心となって能動的に早めに議論の場を作っていくのがよいか、皆さん考えて見ましょう。
         英光学院塾長 
         前川崎町議会議員
          さくらい英夫

コメント(7)

大きな声で言えませんが、私のところの長男、次男とも田川外の高校を選んでしまいました。

私見ですが、T高校の教師に対する評判があまり良くなかったのです。結構、回りのお子さんで、進路のことで自分の希望と全く違う大学(安全圏の大学)を押し付けられたりとか、宿題が多すぎて本来自分が勉強したいことが出来ないとか、色んな不平・不満を聞いていました。

それに比べ長男の進学したK高校は、文武両道・自学自習の精神を子どもに指導し、生徒が自主的に学び、また学校生活も充実してほんとうに楽しそうです。その姿を見て、次男もレベルが到達していなかったのに、何がなんでもK高校に行きたかったようです。

田川の高校の競争率が低いのは、中・高と田川外の学校を選ぶ方が多いのも一因だと思います。

櫻井さんが危惧されてるのも最もですが、教育行政の責任と言うよりは、魅力があり、子どもの自主・自立を促す高校になってくれるのが望ましいと思いますが如何でしょう。
私の母校は、今年はどうにか定員割れしなかったようですが、恐らく必死で建て直しを模索していることでしょう。
私と同様に、母校に子どもを進学させなかった複雑な思いの親が、沢山いるのではないかと思います。

さくらいさん、tomohiroさん、こんにちは!

偉大な教育者の一人が、過去にこんな意味のことを、おっしゃていました・・・「児童(生徒)にとっての最大の教育環境は教師自身である・・・・」、私自身T高校で学びましたが、すばらしい先生方に恵まれたと、今でも感謝しています!

現在、私の長男はtomohiroさんのお子さんと同じK高校(ひょっとして同じクラス?)に通っていますが、私の長男もいつも担任の先生や各教科の先生方、そして彼が所属する「剣道部」顧問の先生方の話題をよく口にします・・・・・(毎日が楽しく、充実しているからだと思います!)

また、次男が通う地元のI中学の先生方も、担任の先生をはじめ、
各教科、剣道部顧問の先生方とも、とてもすばらしい方達です・・・・(おかげで次男も、心身ともにグングン成長していると、実感しています・・・)

学校や社会の教育力の向上は、さくらいさんがおっしゃるように、
長期ビジョンを建てて、粘り強く取り組んでいかなければ実現しないと思います・・・(そのための議論・実践もいち早く行うべきだと思います・・・)

いいふるされた言葉ではありますが、家庭において、最大の教育環境は、他ならぬ親(私自身)だと感じています!
これについては、今すぐにでも行動を起こし「成長」しつづけていけばいいだけ、つまり、自分が変わればいいだけなので、「責任重大」ではありますが、ガンバリマス!!!

以上

学校を選択することは本当に色々悩みますね。
 まして、人に勧めたりアドバイスする立場にいる人の責任は重大です。しかも、私の場合は合否を請け負うわけですから毎回神経をすり減らしながらこの受験の時期を過ごしています。
 毎年選挙をしているようなものです。
 さて、 どこの学校に行こうがどこで活躍しようとも、やっぱり、常に生まれ育った故郷を見ていてほしい、何らかの形で卿土愛を発揮してもらいたいと願っています。
 これは、私が全塾生に11年間言い続けていることです。

       英光学院塾長
        櫻井英夫

建築家★兼業主夫さん
はじめまして
ホームページ見せていただきました。
同じPTA会長仲間でしたね。
そして息子たちも同じクラスです。
今まで気がつきませんで申し訳ございません。
まじめで剣道に打ち込んでいるお子さんと、私の息子から聞いています。
入学当初、直に友達になっていただき心強かったようです。
後中からは、1人しか入学していませんでしたから、糸田中の皆さんが、仲良くしてくれとても助かりました。
息子は、予餞会委員長になったとかで、日曜も学校へ行って3年を送り出す準備を着々とやっているようです。

よろしかったら、建築家★兼業主夫のページへリンクを貼らせていただきますが如何でしょう?

tomohiroさんへ

リンクの件よろしくお願いいたします!

当方、tomohiroさんのように、筑豊から全国へ向けて情報発信している方を見つけると、とてもうれしく思います!!!

今後とも、よろしくお願いいたします!

ブログを拝見したら、先に紹介してくれていましたね。
ありがとうございます。
リンクも貼らせて頂きました。
今後ともよろしくお願いいたします。

はじめまして。高校受験シーズンになり、久しぶりに受験情報を調べていてたどり着きました。
 僕自身も田川郡出身なのですが、他の方が書かれているように偏差値の高い生徒が田川外の学校に流出してしまうことがよくあります。実は僕自身も外の学校に進学しました。同じように田川から来ている生徒もおり、彼らの話を聞くと、やはり住民票を移してまで外の学校に行く同級生がどの学校にもいるそうです。それに対して先日の中学校の授業妨害のニュース。かなり激しい二極化が進んでいると思います。
 偏差値教育が批判に晒されていますが、受験指導にも力を入れないと地域の体力というのはどんどん弱っていくような気がします。

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このブログ記事について

このページは、木村知弘が2006年2月21日 11:40に書いたブログ記事です。

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